Five Questions with WEST ADLER

JW: 現在、あなたのホームはどこですか? また、それはあなたのサーフィンや仕事にどのような影響を与えていますか?

WA: 私はロサンゼルスに住んでいます。生まれ育ったコミュニティから 10 ブロックほどのところです。いまでも週に何度もベニス・ピアでサーフィンをしています。そこでサーフィンとサーファーであることの意味を学びました。また、マリブはとても近いので、仕事の休みの日はサーフライダービーチで一日を過ごすことができます。あの場所は、ロングボーダーとしての私の成長に大きく影響しました。仕事の面では、この街は完璧です。私は複数のアーティストのスタジオでアシスタントをしていますが、仕事というよりはアートの学ぶ機会のように感じています。それに、そのアーティストもサーファーなので、波があまりに良くて私が少し仕事に遅れてしまったとしても理解してくれます。

JW: あなたはアートという幅広い分野を学んでいますが、一番何に興味がありますか?

WA: ロサンゼルスは、歴史と図像が相互に絡み合う風景があり、個人や文化集団と、こうした歴史が残した痕跡の関係にも興味があります。一方で、工業素材や空間における仕事にも興味があります。私はプロのアーティストとしてキャリアを積んだばかりなので、私の実践は断片的です。つまり、素材面でも主題に関しても、必ずしも絡み合っているわけではないので、いくつかの方法を模索している段階です。

JW: サーフィンを通して何を表現したいですか?

WA: 私は波のコンディションに合ったボードに乗っているとき、サーフィンを最も楽しめます。外見的に何かを表現するよりも、スムースに波に乗って、波からできる限りのパワーを得られると、サーフィンがうまくいっていると感じます。波の一番いい部分でパフォームしたときは、すべてがシンクロする一体感を味わうことができます。

JW: アーティストとして情熱を追い求めてどれくらい経ちますか?

WA: アーティストになることやサーフィンでも生計を立てられるということに気づいたのは、17歳か18歳の頃だったと思います。単なる趣味や情熱以上のものになり得るということを理解し始めたのです。

JW: JULY WETSUITSのプロジェクトに参加することになってどうですか?

WA: 素晴らしいサーファーやクリエイターのコミュニティに参加できることに感謝しています。私はまだグロメットだった頃、現在JULY WETSUITSの一員となっているメンバーたちを尊敬していました。いまは同じチームの一員として彼らと一緒にサーフィンできることを嬉しく思います。このコミュニティは、これまでも、そしてこれからも限界をプッシュし続ける最高に優れたサーファーの集まりです。私は、今後も試行錯誤し成長を続けます。